値上げしようと思えば、理屈ではできる。
原価も上がっているし、時間も限られているし、正直、今の価格だとしんどい。
それは分かっている。
それでも、なぜか値上げに踏み切れない。
この感覚を持っている人は割と多いです。
値上げできない理由は「スキル」じゃない
よく出てくる理由は、こんな感じ。
・お客さんが離れそう
・競合より高くなる
・まだそのレベルじゃない気がする
・自信がない
どれももっともらしい理由ですよね。
でも実は、これらは「理由」というより後付けの説明に近い。
本当の理由は、もう少し深いところにあるんじゃないかなと。
値上げできない人が守っているもの
多くの場合、値上げできない人が守っているのは、
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嫌われない自分
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良い人でいられる自分
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必要とされ続ける自分
このどれか、もしくは全部。
値段を上げる=拒否される、という無意識
今まで安く提供してきた、親身に関わってきた、感謝されることが多かった。
こんな人ほど、「値上げ=裏切り」「値上げ=冷たい人」そんなイメージを無意識に持っていたりします。
守っているのは「お客さん」じゃない
ここ、結構大事なところ。
多くの場合、守っているのはお客さんじゃない。
守っているのは、
・いい人でいられる自分
・選ばれ続けている自分
・見捨てられない自分
つまり、自分の安心感です。
値上げできない人ほど、ちゃんとしている
皮肉なことですが、値上げできない人ほど、
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誠実で
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手を抜かなくて
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相手のことをよく考えている
だからこそ、自分が苦しくなっても相手を優先する。
この選択を、無意識に続けてしまうんですよね。
でも、それは長く続かない
値段を上げられないまま続けると、
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疲れる
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余裕がなくなる
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判断が雑になる
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本当に届けたい人に届かなくなる
最終的には、お互いにとってあまり良い関係じゃなくなる。
値上げは「お金の話」じゃない
値上げって、お金の話に見えるけど、
実際は、
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自分の価値をどう扱うか
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どんな役割を引き受けるか
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誰に届けるかを選ぶか
そういう話。
つまり、在り方の話です。
値上げできないときに、問い直したいこと
もし今、値上げにブレーキがかかっているなら、
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自分は、どんな自分でいたいのか
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誰と、どんな関係性を築きたいのか
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この価格は、未来の自分を守っているか
そうやって自分に問いかけてみてください。
値上げは「切り捨て」じゃない
値上げは、
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人を減らすこと
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冷たくなること
じゃなく関係性の質を変えること。
値段を決めるという行為は、自分の立ち位置を決めること。
もし値上げしたくてもなかなか出来ないと悩んでいるようなら、それは「値段」の問題じゃなく、自分との関係性の問題ってことですね。