コンサルをしていると、かなりの確率で出てくる言葉があります。
それは、
「それはうちの業界では使えません」
「うちのお客さんには合いません」
「うちは特殊なので無理です」
という反論です。
いわゆる、“使えない前提”です。
多くの人がやっているのは、同業の成功事例を見て、それをそのまま真似することです。
うまくいってもそれなりの結果にしかならないし、うまくいかなければ「やっぱりうちは違う」と言う。
でも冷静に考えてみると、同じ業界で、同じやり方で、同じような打ち出しをしていれば、出る成果もだいたい同じになります。
聞いてしまえば当たり前の話ですが、同業のマネをして出るせいかって同業と同じくらいですよね。
本当に伸びる人は、同業だけを見ていません。他業種の成功事例を見ています。
そのまま使うのではなく、「これ、うちでどう使えるかな?」と考えるのです。「それはうちでは無理です」と言う人は、無意識に違いを探しています。
業界が違う
客層が違う
地域性が違う
単価が違う
違いを探せば、いくらでも使えない理由は見つかります。
でも、伸びる人は真逆の思考をしています。
「どうやったら使える?」
前提が違うのです。
そのままは無理でも、要素は使えるかもしれない。全部は無理でも、一部は応用できるかもしれない。表面は違っても、構造は同じかもしれない。
違いではなく、共通構造を探します。
ビジネスは応用力で決まります。
アイデアはゼロから生まれることはほとんどありません。ほとんどが、組み合わせ、転用、再構築です。
「うちでは使えない」と言った瞬間に、可能性はゼロになってしまいます。「どうやったら使える?」と考えた瞬間に、アイデアは動き出すわけです。
できない前提で考えるのか?
できる前提で考えるのか?
次に何か新しい施策を聞いたとき、「うちでは無理だな」と思ったら、そこで止まらずにこう問いかけてみてください。
「どうやったら、うちで使える?」
その問いが、あなたのビジネスにブレイクスルーを起こすかもしれません。