「コンサルタントって、結局なにをしてくれる人なんですか?」
そんな質問を受けることがあります。
ノウハウを教えてくれる人?
正解を示してくれる人?
答えを持っている人?
どれも間違いではありません。でも、僕が考えるコンサルタントの本質的な価値は、そこではありません。
コンサルタントの価値は「選択肢を提示すること」
コンサルタントの一番の価値は、選択肢を提示することだと思っています。
クライアント自身では考えもしなかったような選択肢や可能性を提示することで、想定以上の成果が生まれることがある。
クライアントが想定していなかった選択肢を提示しているから「キョトン」とされるのも日常茶飯事です、、、笑
一人で考えると選択肢は狭くなる
人は、自分の経験・知識・語彙の中でしか物事を考えられません。
それは能力の問題ではなく、人として自然な構造です。
たとえば、
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「このサービスなら、このくらいの単価だろう」
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「自分はこの分野で勝負するしかない」
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「こういう言い方しか思いつかない」
こうした判断は、無意識の前提 上で行われています。その無意識の前提に自分で気付くことはとても難しいです。
視点が変わると成果の天井が変わる
コンサルタントが関わることで起こるのは、「別の視点」が持ち込まれることです。
たとえば、
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自分ではこれくらいが限界だと思っていた単価が、
提供価値の切り取り方を変えるだけで自然に上がったり -
強みだと思っていなかった部分が、
実は一番の価値だったことに気づいたり -
ふわっとしていたコンセプトが、
言語化されて一気にしっくり来たり
これは魔法ではありません。視点が変わり、選択肢として新たな可能性を見出すことでクライアント自身もびっくりするほどすんなりと成果をあげることが出来るようになります。
「よし、やるぞっ」って気合を入れる感じではなく、もうすでに素材はそろっていてやるだけっていう感覚。クライアントからすれば「これだったら簡単にできそう」っていう感覚です。
コンサルは「方向を決める人」ではない
ここで、ひとつ大事なことがあります。
コンサルタントの役割は、
「ここじゃないです」
「あなたはこれをやるべきです」
と、方向性を決めてしまうことではありません。
判断材料をすべて提示すること
僕が大切にしているのは、
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こういう選択肢があります
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この選択肢のメリット・デメリットはこれ
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一般的には、こうなりやすいです
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ただし、あなたの状況だと、こういうことが想定されます
というように、判断材料をすべてテーブルの上に出すことです。
そのうえで、「どれを選ぶか」は、クライアント自身が決める。このプロセスが、とても重要だと思っています。
「言われた通りやったのに…」
コンサルが方向性を決めすぎてしまうと、「コンサルに言われた通りやったのに、全然うまくいかないじゃん…」という状態が起こりやすくなります。
これは能力の問題ではありません。責任をコンサルタントに押し付けていることが原因です。
うまくいけば自分のおかげ。
うまくいかなければコンサルのせい。
この構造のままでは、本当の意味で前に進むことはできません。
最終的な責任はクライアントが持つ
可能性や選択肢は、いくらでも提示します。視点も、言語化も、整理も、全力でやります。
でも、
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何を選ぶか
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どこに賭けるか
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どのリスクを取るか
その最終的な判断と責任は、必ずクライアント自身が持つ。
僕はこのスタイルをとても大切にしています。
なぜなら、自分で選んだ選択肢だからこそ、結果を引き受け、次に活かすことができるからです。
選べる状態をつくること
コンサルタントの仕事は、
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正解を押し付けることでも
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成功ルートを決めてあげることでもありません
本人が納得して選べる状態をつくること。
その結果として、
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視野が広がり
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自分の価値に気づき
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想定以上の成果が生まれる
それが、僕が考えるコンサルタントの価値です。
こんな人と一緒に仕事がしたい
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自分で考えたい人
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自分で選びたい人
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結果の責任を引き受ける覚悟がある人
そんな人と、一緒に仕事がしたいと思っています。
コンサルは、依存するためのものではありません。自立するためのプロセスです。
選択肢を増やし、視野を広げ、自分の足で進めるようになる。そのサポートをするのが、僕の考えるコンサルタントの役割です。